便秘薬(下剤)の副作用のコラム

下剤の副作用

便がどうしても出ない、便秘が辛い時、あなたはどうしていますか?

 

市販の下剤を利用している方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

 

下剤は確かに便を出すためには有効な手段ですが、それは一時的な対処に過ぎません。

 

下剤を常用するようになると、深刻な副作用を引き起こし、体に重篤な健康トラブルが発生するようになります。

 

今回は、下剤の副作用と正しい下剤との付き合い方についてお伝えいたします。

 

健康な排便と下剤による排便の違い

まず、下剤の副作用を知るためには、健康的な排便と下剤による排便の違いについてしっかりと理解する必要があります。

 

健康な排便では腸の蠕動運動と脳からの指令が必要

排便は簡単な動作にみえて、実はとても複雑な動作なんですよ。
口から食べ物を摂取して便として肛門から排出する間には、様々な運動や脳からの指令が必要になるのです。

 

まず、食べ物が胃まで届くと、胃壁が伸びて胃・結腸反射を起こし、大腸の前半部位である結腸が蠕動運動を始めます。
内容物がS状結腸に到達し、一定量の便として蓄積されると腸の内圧が高まり、便が一斉に大腸の後半部位である直腸に押し出されます。

 

すると便によって直腸の壁が刺激を受け、脳がその刺激を感じ取り、便意として排便の指令を出すのです。
排便の指令を受けると直腸が収縮して便を外に押し出し、肛門括約筋が緩む事で排便が完了します。

 

下剤は直接腸を刺激して排便させる

一方で、下剤による排便は、これらの複雑な連携を全て飛ばしてしまいます。
下剤の種類にもよりますが、下剤の7割程度を占めるアントラキノン系下剤は、結腸を直接刺激する事で、便を外へと押し出します。

 

つまり、腸の蠕動運動や脳からの便意の指令を起こさせないという特徴を持っているのです。
この特徴により、下剤は様々な副作用を示すようになります。

 

下剤の副作用

下剤は使用しているけれど、便は出ているから健康には良いと勘違いされている方を多く見受けます。
しかし、前述したように下剤は腸の連携や脳の指令を生じさせない不自然な排便を起こします。

 

その事で、予期していなかった深刻な副作用を呈するようになるのです。
それでは、本題である下剤の副作用を順を追ってみていきましょう。

 

腸の機能を衰えさせる

下剤を使用していると、腸は蠕動運動や直腸反射による脳の指令を経ずして排便を行う事ができます。
この状態に腸が慣れると、腸は次第に機能を失い、自力で蠕動運動を起こさなくなり、脳との連携も取らなくなってしまいます。

 

運動をしないと筋肉は衰えていきますよね。
腸もそれと同じで、下剤を連用する事で、萎縮して機能を発揮しなくなるのです。

 

便意を消失させる

腸の機能が低下して動かなくなると、脳との連携もうまくいかず、便が直腸に溜まっても脳への信号が送られず、便意を感じなくなります。
すると、無自覚のうちに直腸にはどんどん便が蓄積されていき、腹部の膨満感や腹痛を呈するようになります。
もちろん、知らないうちに便が溜まるので、便秘もさらに悪化してしまいます。

 

ある調査では、なんと下剤を常用している患者の90%以上の方に便意の消失が認められているんですよ。

 

負のスパイラルにより依存症を引き起こす

腸の機能が低下し、便意が消失すると、さらに自力での排便が困難になります。
一方で、膨満感や腹痛などの不快な症状は悪化するため、それを解消するために下剤を使用するようになります。

 

そして、さらに腸の働きが低下し、規定量の下剤では効果がなくなり、下剤を過剰摂取するようになってしまいます。下剤を連用していると、このように負のスパイラルが引き起こり、下剤への依存や過剰摂取の危険性が高まってしまうのです。

 

消化器系全体の機能を低下させる

下剤依存症になってしまうと、さらに症状は悪化していきます。
機能低下は腸だけに留まらず、肛門括約筋や胃や食道といった消化器系全体の機能が衰えてしまいます。

 

すると、腹痛や腹部の張りだけではなく、摂食行動の障害も引き起こり、食事を美味しく感じなくなったりと、深刻なQOL(生活の質)の低下を呈するようになります。
実際に、下剤に依存性が見られる患者の多くに、うつ症状や摂食障害などの精神疾患がみられるんですよ。

 

電解質異常を引き起こす

下剤を過剰摂取するようになると、下痢を起こすようになります。
すると、体の水分やミネラルの多くを失うようになります。

 

水分やミネラルは体液や血液の成分として、生命維持に欠かす事のできない物質です。
水分やミネラル不足は、電解質異常を引き起こし、体液や血液の組成が異常状態になってしまうのです。

 

この状態を放置していると、むくみや不整脈、意識障害といった非常に危険な副作用を呈するようになってしまいます。

 

大腸メラノーシスを引き起こす

大腸メラノーシスとは、通常ピンク色の大腸内部が色素沈着によって黒化してしまう現象を指します。
大腸メラノーシスを起こしている部位は、黒くなっているだけではなく、ゴムホースのように伸びて弾力が失われており、動きが停止しています。

 

自覚症状などは呈しませんが、大腸全体を弱らせ、関連性はまだ明確には示されておりませんが、一部の研究者の間では、大腸がんのリスクを高めるとも言われています。


 

アントラキノン系の下剤を4ヶ月間毎日服用する、または断続的においても9ヶ月〜1年の連用で、大腸メラノーシスが発生すると言われています。

 

大腸メラノーシスが起こると、さらに便秘は悪化し、下剤の負の連鎖から抜け出せなくなってしまいます。

 

下剤の正しい使い方

恐ろしい副作用を引き起こす下剤ですが、正しい使い方をすれば便秘解消に活用する事ができます。
最後に下剤を使用する時に注意すべき点をお伝えいたします。

 

下剤はあくまでも補助的に短期間だけ使用する

下剤を使用する方は、「便を出す事だけ」に執着する傾向があります。
けれど大切なのは、便を出す事ではなく、便秘を解消して自力で排便できるようになる事です。
そのためには、食事療法や適度な運動、自律神経の調整などの根本改善が必要になります。

 

下剤はあくまでも、重症の便秘を解消するための補助的なものとして短期間だけ利用するようにしましょう。

 

下剤の種類をきちんと理解する

下剤には、アントラキノン系のような腸を直接刺激して排便を促す刺激性下剤と、便に作用して便の量を増やしたり水分量を補う機能性下剤が存在します。
便秘のタイプによって有効な下剤は変わってきますが、刺激性下剤よりも機能性下剤の方が腸の機能低下を誘発しにくく、副作用が少なくて済みます。

 

考えなしに下剤を使用するのではなく、便秘の重傷度や副作用の大きさによって下剤の種類を上手に活用するようにしましょう。

 

漢方薬など生薬の危険性を知る

漢方などの生薬は自然の物なので、副作用はないと勘違いされている方が非常に多く見受けられます。
これは、危険な考えです。
漢方薬や生薬であっても、効果があるという事は、副作用も存在するという事です。

 

主に便秘に対しては、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)や麻子仁丸(ましじんがん)などの漢方薬が使用されますが、これらも長期間使い続ける事で今回ご紹介した下剤と同様の副作用を示すようになります。
自然のものだと安心して長期間使用しないように注意してください。

 

最後に

下剤はあくまでも対処療法的な手段だと考え、食事療法や運動など便秘の根本的な改善を行う中での補助的な薬として利用するようにしましょう。
下剤が恐ろしいのは、下剤を使う事で腸の機能が低下して便秘が悪化し、さらに下剤に頼るようになるという負の連鎖にはまってしまう点です。
そうならないためにも、一人で悩みを抱え込まずに、専門の医師に相談して、下剤を使用するようにしてください。

 

 

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